公開日 2026年05月19日
4月26日(日)に医学部臨床大講堂にて、「生活の質について考える」をテーマに、今年度最初の市民フォーラムを開催しました。当日は約150名のご来場があり、関心の高さがうかがえました。
はじめに、内分泌代謝内科の金﨑啓造教授が「『肥満症』ってなに?」と題し、肥満の分類や肥満症の発生要因、現在の治療の状況について説明しました。肥満は自己責任によるものと考えられがちですが、遺伝や環境など決して自己責任で片付けられない要因によって発生するもので、正しい理解が必要なことや、場合によっては治療が必要になることを訴えました。
次に、耳鼻咽喉科・頭頸部外科の坂本達則教授が、難聴にはさまざまな原因があり、現在の生活への影響だけでなく、認知症など将来に及ぼす影響があることを説明しました。また、原因となる疾患への治療や、補聴器を実際に使用するまでの流れについても解説しました。さらに講演の最後には、こどもたちの難聴に対応するため、「こどものきこえサポートセンター」を4月に立ち上げ、秋頃から本格的に稼働する予定であることが紹介されました。
最後に、眼科の谷戸正樹教授が、緑内障の治療法について「薬物」、「レーザー」、「手術」の3つに大別して説明されました。特に手術においては、島根大学は一部の手術法において、国内でトップの施行件数があることが紹介されました。
質疑応答では、ご自身やご家族の治療に関する具体的な質問が寄せられ、泌尿器科が専門の椎名浩昭病院長も加わりながら、回答しました。最後には、椎名病院長から地域医療を担う当院の役割と現状についての説明もありました。
アンケートでは、「大変わかりやすかった」「質問に親身に答えてくれた」「緑内障の治療について希望が見えた」といった声が多く寄せられました。
次回は6月14日(日)に出雲で「家族で考える 若い人たちに必要な医療知識」をテーマに開催予定です。

会場の様子

質疑応答の様子
右から 内分泌代謝内科 金﨑啓造教授、
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 坂本達則教授、眼科 谷戸正樹教授
当日のチラシはこちら
【お問い合わせ先】総務課企画調査係 TEL:0853-20-2019・2531