公開日 2026年06月17日
6月14日(日)、医学部臨床小講堂にて出雲市民フォーラムを開催しました。不妊治療、妊娠・出産、新生児医療をテーマに、若い世代や出雲市外の方にも多くご参加いただきました。
はじめに、産科・婦人科の金崎春彦教授が「不妊症のお話」と題し、不妊治療の基礎知識や治療の流れについて解説しました。また、2022年から生殖補助医療が保険適用となったことを紹介し、妊娠には年齢が大きく影響するため、悩んだ際には早めに相談してほしいと呼びかけました。
続いて、産科・婦人科の皆本敏子講師が、島根県を中心とした出産の現状と「プレコンセプションケア」の重要性について説明しました。若い女性のやせ傾向や低出生体重児の増加に触れ、妊娠前から健康的な生活習慣や栄養バランスを意識することの大切さを伝えました。
最後に、総合周産期母子医療センター(小児科)の吾郷真子助教が、NICU(新生児集中治療室)の役割や診療体制について紹介しました。多くの入院が出生後に必要となることや、常に起こり得る想定外の事態にも迅速に対応できる体制が整えられていることを説明しました。
アンケートでは、「普段聞けない話を聞くことができて良かった」「不妊治療の保険適用についてもっと周知すべきだと思った」「NICUの現場を知ることができた」などの感想が寄せられました。また、皆本講師が強調した「ヘルスリテラシー」の重要性にも多くの共感の声が集まりました。さらに、金崎教授からは「少子化が進む中でも、島根県のお産の体制を維持していくことが使命である」との強い決意も述べられました。
次回は、10月24日(土)に「ひざ痛・便秘・尿漏れ」をテーマに開催する予定です。
講演の様子
質疑応答の様子(左から椎名病院長、金崎教授、皆本講師、吾郷助教)
【お問い合わせ】総務課企画調査係 TEL:0853-20-2531