島根大学医学部附属病院

TEL 0853-23-2111(代表)
〒693-8501 島根県出雲市塩冶町89-1
ご寄附のお願い English Português 時間外・
救急
診療科一覧から探す 身体の部位から探す

がん治療の早期段階でがん遺伝子パネル検査が可能に

公開日 2026年08月26日

 近年、がん治療では、患者さん一人ひとりのがんの遺伝子の特徴に合わせて治療を選択する「がんゲノム医療」が進歩しています。がんに関連する遺伝子を調べ、遺伝子異常に対応した治療薬を検討する個別化医療が広がり、新たな分子標的薬の開発も進んでいます。
 2019年からは、数十から数百種類のがん関連遺伝子を一度に調べる「がんゲノムプロファイリング検査(がん遺伝子パネル検査)」が保険適用になりました。しかし、保険適用の対象は、標準治療※がない場合、または局所進行がんや転移を有する固形がんで標準治療が終了した方(終了見込みを含む)に限られています。また、標準治療終了後に検査を受けて治療につながる遺伝子異常が見つかったとしても、全身状態の悪化などにより新たな治療に入れないケースが少なくありません。

 こうした状況を踏まえ、がんゲノム医療指定医療機関では、「先進医療A」として標準治療終了より前にがん遺伝子パネル検査を実施できるようになり、当院でも8月から実施が可能となりました。
 ただし、この場合、保険診療ではなく「先進医療」として実施するため、費用は全額自己負担となります。当院では保険診療時と同じ点数相当の616,000円(税込)に費用設定しております(先進医療についてはこちらをご覧ください)。なお、「先進医療特約」が付帯された民間医療保険に加入されている場合は、契約内容に応じて費用の全額または一部が補償されることがあります。

 先進医療としての実施にはなりますが、より早い段階で検査を受けることで、患者さんに適した治療につながる可能性があります。また、先進医療で本検査を受けた患者さんは、保険診療で本検査をもう一度受けることができます。ご希望の方は主治医へご相談ください。

 

案内チラシ

 

※標準治療とは、科学的根拠(エビデンス)に基づいて有効性と安全性が確認され、現時点で「最善」とされる治療法です。

※がん遺伝子パネル検査の流れについてはこちら

 

【お問い合わせ】臨床遺伝・ゲノム医療センター TEL:0853-88-3053