センター長 飛田 博史 講師
全国71 施設(2021年4月1日現在) ある肝疾患診療連携拠点病院の一つとして島根県からの指定を受け、ウイルス性肝炎に関する啓発をはじめとする様々な活動を行うとともに、患者さん、ご家族、一般市民等からの肝疾患に関する相談を受けています。
1.肝臓病教室・家族支援講座の開催
最新治療や日常生活の注意点など、患者さんの肝疾患に関する知識向上を目的とした内容や、ご家族の方にも役立つ情報を盛り込んだ講演を年4 回行っています。肝炎医療コーディネーターにも役立つ内容となっています。コロナ禍においては動画配信形式で開催しています。
2.市民公開講座
一般市民の方を対象とした肝疾患に関する講演を行っています。こちらも現在は動画配信形式で開催しています。
3.医療従事者研修会
地域における適切な肝疾患への医療提供体制が確保されるよう、医療従事者や肝炎医療コーディネーターを対象に最新情報や患者さんの病態に応じた診療における留意点等について研修会を行っています。
4.肝疾患診療連携拠点病院等連絡協議会
県内における診療連携体制の充実が図れるよう、肝炎専門医療機関と年2 回の協議会を開催し、最新情報の共有や島根県の肝炎対策に関する事項等を協議、検討しています。
● 未受検者に肝炎ウイルス検査の受検を促し、陽性者が速やかに肝炎専門医療機関を受診し、適切な診療を継続して受けられるよう、県内の肝炎ウイルス検査委託医療機関への啓発や、職域検査における陽性者の精密検査受診のための仕組み作りなどに取り組んでいます。
● 島根県による肝炎医療コーディネーターの養成やスキルアップにも協力し、県内のコーディネーターと連携しながら支援体制の充実を目指しています。
● 当院で術前検査等の結果、B 型またはC 型肝炎ウイルス陽性者と判明した方には、各科の協力を得ながら精密検査を勧奨することで早期治療に繋げられるよう活動しています。
● 毎年7 月28 日の世界肝炎デーには、メディア等を活用して肝炎ウイルス検査の受検を呼びかけたり、地域での無料検査を行ったりと様々な啓発活動を行っています。
● 肝疾患で通院中の患者さんには、少しでも治療の励みになるように誕生日カードをお渡ししており、好評を得ています。