センター長 安田 謙二 講師
島根大学医学部附属病院にかかわる子どもとAYA世代の療養サポートを行うことを目的として活動しています。
AYA 世代とは思春期から若年成人を意味し、概ね15歳から30歳代の年代のことです。この世代の患者さんは病院の中では圧倒的に少数派ですが、ライフイベントの多い年代であり、考慮すべきことが多く存在しています。
スタッフは小児科医、看護師、医療ソーシャルワーカー、心理士、CLS(チャイルドライフスペシャリスト)、保育士で構成されています。スタッフ以外の病院内各部署、緩和ケアセンター、看護専門外来、高度外傷センター、ICU(集中治療部)などと協力し、親の病気の理解、グリーフケア、精神的負担の軽減等行っていきます。
がんの親を持つ子どもたちのグループワーク(CLIMB®)を定期的に開催します。このプログラムは子どもの親の病気に関連するストレスに対処していくための能力を高めることを目指し、当院では春休み、夏休みを中心に年2 回開催予定です。
その他子どもとAYA 世代にかかわる問題を広く各病棟や外来のスタッフと共に考えてまいります。
小児科以外の病気の子どものケア、病気の子どもの保護者やきょうだい、親が病気療養中の子どものケア、AYA 世代の療養、生活にまつわる問題解決につながるよう活動していきます。