センター長 久守 孝司 講師
各診療科における内視鏡手術の技能訓練を行うことで、優れた技術を備えた医師を育成し、当院ならびに地域の各施設で行われる内視鏡手術の安全性向上と普及を図っています。
内視鏡手術トレーニングは日常的に繰り返し行うことが大切ですので、希望者が自由に修練できるよう、センターを24時間開放しています。研修医を含めて学内在籍の医師はもちろん、学生も、医師の監督・指導のもとに使用可能です。
当センター内の主な設備は以下の通りです。
(1)内視鏡外科手術トレーニング用設備
①バーチァルリアリティー内視鏡外科手術シミュレータ2台
実際の手術や検査に携わる前に、リスクのないシミュレータで技術訓練を繰り返し行うことができます。シュミレーターではコンピューターが指導者の役割を果たしてくれますので、初心者でも一人で自由な時間に、スキルに合わせたトレーニングができることも大きなメリットです。
②「ダ・ヴィンチトレーナー」 1 台
当院での「ダ・ヴィンチサージカルシステム」の導入に合わせ、そのトレーニング用シミュレータとして設置されました。高解像度3D ビジョンの術野、ペダル類、マスターコントローラが実物に近く再現されています。システムの概要の理解と、装置の感触や基礎的な手術のスキルのトレーニングが可能です。
③ボックス型トレーナー 6台
④関節鏡モデル 1台
(2)消化管内視鏡手技トレーニング用設備
バーチァルリアリティー消化管内視鏡診断・治療シミュレータ 1台
(3)カンファレンス機能:各種のスキルラボや講習会に対応
大型ハイビジョンモニターをはじめとした映像機器