島根大学医学部附属病院

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腎臓内科/血液浄化治療部

※各部署の情報は2026年9月1日現在です。

jinzou_神田先生

診療科長・部長  神田 武志 教授

検尿異常、慢性腎臓病、保存期腎不全、電解質異常、腎代替療法、
急性腎障害、遺伝性腎疾患等の診療を幅広く行っています。
島根県内の腎臓病治療施設の中心的存在として、若手医師の育成にも力を入れています。

 

 

診療内容

● 腎臓内科
 対象疾患としては糸球体腎炎、二次性腎疾患(糖尿病性腎症、ANCA 関連血管炎、ループス腎炎など)、多発性嚢胞腎、電解質異常、保存期腎不全、慢性腎不全(血液透析、腹膜透析、腎移植)などがあります。シャント狭窄など、様々な疾患に対応しております。
 業務内容は(1)外来:腎臓専門医、透析専門医を中心に、週5回の外来診療を行なっています。月2 回の腹膜透析外来、シャントPTA 外来を行なっています。(2)入院:腎生検から保存期腎不全、電解質異常、急性腎障害、腎代替療法導入、血液浄化部における透析管理を行なっています。他科からの院内紹介も多数引き受け、診療科間の連携も深めています。

 

● 血液浄化治療部
 主たる診療は、急性・慢性腎不全に対する血液透析療法、腹膜透析療法、血漿交換療法、白血球除去療法、腹水濾過濃縮再静注療法、免疫吸着療法、LDL 吸着療法、および腎移植の周術期管理です。腎臓内科医師、泌尿器科医師に加えて、専属の臨床工学技士4 人、専属看護師4 人、助手1人のチームで円滑な運営を行っています。当部門で治療を要する症例は多岐にわたるため、各診療科あるいは診療部門と連携しカンファレンスなども行い情報共有しながら密な協力体制を構築しています。
 慢性腎不全症例での内シャント造設やバスキュラーアクセストラブル治療などにも腎臓内科、放射線科、心臓血管外科が連携して積極的に取り組んでいます。また、当院が島根県で唯一の献腎移植認定施設であることから、腎移植認定医1名を中心に関連各科と連携しつつ、腎移植の実践と啓発に取り組んでおり、腎移植前の透析管理や血液型不適合移植の際の血漿交換の管理も行っております。
 

特徴

● 腎臓内科
 検尿異常や腎障害の診断・治療方針決定のため、腎生検は年間40 例程度実施しています。特にIgA 腎症に対しては扁桃摘出+ ステロイドパルス療法を施行し、良好な治療成績を得ています。難治性ネフローゼ症候群に対するリツキシマブの投与やLDL アフェレシス療法を行なっています。さらに常染色体優性多発性嚢胞腎に対するトルバプタンの導入も積極的に行なっています。保存期腎不全に対する治療、教育入院、病診連携について、多職種(医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカー)で取り組んでいます。末期腎不全に至った場合には腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)の説明を行います。血液透析の導入、腹膜透析の導入・維持管理も当科で行っています。腎移植は泌尿器科で実施しています。当院では全ての腎代替療法を提供できます。

● 血液浄化治療部
 腎移植の周術期管理を目的として1987 年に2 床で開設された透析室ですが、現在は維持透析も対象として血液浄化システムを備えた血液浄化治療部としてベッド数10 床で診療に取り組んでいます。
 大学病院として透析以外の高度な血液浄化療法にも対応すべく各種血液浄化治療装置や技術も備えています。神経疾患、天疱瘡などの自己免疫疾患に対するIgG 除去目的の血漿交換療法では、新鮮凍結血漿によるアレルギーやアルブミン置換による凝固因子の低下を回避する目的で、選択的血漿交換を導入し凝固因子を保持しつつ病因物質の除去を行っています。IBD センターと連携した炎症性腸疾患に対する白血球除去療法にも積極的に取り組んでいます。